こんにちは、東京ベイハウスのブログ「とんでも不動産」へようこそ。GW中の月曜日、今日もまた、とんでもないお客様が品川区のオフィス街にある我らが「とんでも不動産」のドアを開けて入ってきました。担当するのはもちろん、駆け出し新人営業マンの正直くんです。
本日のお客様:山田さん(72歳・頑固おじいさん・火災保険の値段に激怒中)
本日のお客様は、白髪・への字口・茶色のベスト・木製の杖を持った山田さん(72歳)。手にはくしゃくしゃに丸めた契約書類。引越し先の物件の見積書に「火災保険料 24,000円(2年間)」と書かれているのを見て、来店するなり腕組みしてカウンターをにらみつけます。

正直くん、わしは火事なんぞ起こさん!火災保険なんて要らん!この24,000円、いますぐ見積もりから消してくれ!

山田さん、お気持ちはわかりますが、火災保険は基本的に加入が必須です。ぶっちゃけますけど、入らないと契約できない物件がほとんどです。

必須!?法律で決まっとるのか?わしは法律で決まっとらんことには絶対従わんぞ!

法律で全国一律の義務ではないですけど、賃貸契約の特約で「加入義務」が書かれているのが普通です。今日はそのあたりを正直に解説しますね。
そもそも賃貸の火災保険って何のため?
賃貸契約の「火災保険」と一括りに言いますが、実は3つの補償がセットになっています。
- 家財保険(自分の家財を守る):家具・家電・衣類など、火災や水漏れで失った自分の物を補償
- 借家人賠償責任保険(大家さんへの補償):自分の不注意で部屋を燃やした・水漏れさせた時、大家さんに賠償
- 個人賠償責任保険(他人への補償):階下に水漏れさせて他人の家財を壊した時の賠償

水漏れ!?わし、お風呂の湯張り中に居眠りすることがよくあるんじゃが……。

……それまさに火災保険の出番です。階下の方の家具やフローリングを弁償する場合、軽くて100万円、ひどいと500万円超え。これを自腹で払うか、年1万円の保険で済ませるか、どっちがいいですか?

……正直くん、わし、保険入っときます。
火災保険の相場|2年契約でいくら?
賃貸用火災保険の相場は、契約期間2年で以下の通りです(2026年5月時点)。
| 世帯タイプ | 家財保険金額 | 2年合計の保険料相場 |
|---|---|---|
| 単身(1R/1K) | 100万円 | 15,000〜18,000円 |
| 2人暮らし(1LDK/2DK) | 200万円 | 20,000〜25,000円 |
| ファミリー(2LDK以上) | 300〜500万円 | 25,000〜35,000円 |

わし、一人暮らしじゃが、見積もりは24,000円じゃぞ!相場より高いじゃないか!

そこなんですよ山田さん。同業者に怒られそうですけど、ぶっちゃけ「不動産屋指定の火災保険」は相場より高めなことが多いんです。
大家さん(不動産屋)指定の火災保険は断っていい?
結論:**断っていいケースが多いです**。ただしポイントが3つあります。
- 契約書をよく読む:「○○保険会社の火災保険に加入すること」と特定されている場合は、その会社で入らないと契約違反
- 「火災保険に加入すること」だけなら自由:保険会社の指定がなければ、自分で安い保険を選んでOK
- 必須補償を満たすこと:借家人賠償責任 1,000〜2,000万円、個人賠償責任 1億円以上が一般的な要件

こんなこと教えたら僕の営業成績下がるんですけど、ネットで「賃貸 火災保険 安い」で調べると、年4,000〜6,000円の保険がいくらでもあります。山田さんの場合、半額近く節約できる可能性ありますよ。

正直くん!わしの孫みたいなもんじゃ!もっと早く言わんか!
自分で火災保険を選ぶときのチェックポイント
不動産屋指定をやめて自分で選ぶ場合、以下を確認してください。
- 家財保険金額:生活レベルに合わせて100〜500万円。少なすぎると意味なし、多すぎると保険料がムダ
- 借家人賠償責任の補償額:1,000万円以上推奨(管理会社の要件もチェック)
- 個人賠償責任の補償額:1億円が標準。共同住宅では水漏れ事故が多発するので必須級
- 免責金額:自己負担が0円タイプか、3,000円〜タイプか
- 地震保険の付帯:火災保険の半額が上限。任意だが地震大国なので推奨
不動産屋に「自分で選ぶ」と伝える時の注意

でも正直くん、不動産屋さんに「お宅の保険入りません」って言ったら怒られないかね?

怒られはしないですけど、嫌な顔をされる可能性はあります。コツは2つです。
- 申込み時から「自分で加入したい」と明言:契約段階で言うと書類差し替えで嫌がられる
- 保険証券のコピーを早めに提出:契約日までに必要補償を満たした保険に加入し、証券コピーを送る

あと、不動産屋指定の保険に「事務手数料」が含まれている場合があるので、断るとその分も浮くこともあります。ただし管理会社の中には、自社系列の保険会社じゃないとダメな物件もあるので、契約書要確認です。
更新時こそ見直しのチャンス
2年ごとの賃貸契約更新と同じタイミングで火災保険も2年契約。更新時は乗り換えのチャンスです。
- 更新時は不動産屋から「自動更新の案内」が来るが、無視して自分で別保険に乗り換えてOK
- 新しい保険が始まる前に旧保険の解約手続きを忘れずに(自動引き落としが続く危険)
- 家財金額や生活スタイル(家族構成変化)に合わせて補償額を見直す

正直くん、わしも2年後にはネット保険に変えるかのう。スマホ操作苦手なんじゃが……。

その時はまた相談に来てください。お孫さんでもいいので。
正直くんのまとめ
- 賃貸の火災保険は「家財保険+借家人賠償+個人賠償」の3点セット
- 法律上の義務ではないが、賃貸契約の特約で加入必須が一般的
- 2年契約の相場は単身15,000〜18,000円、ファミリー25,000〜35,000円
- 不動産屋指定の保険は相場より高めなことが多い
- 契約書に保険会社の指定がなければ、自分で選んで加入OK
- 必須補償:借家人賠償1,000万円以上、個人賠償1億円が一般的要件
- 更新時は乗り換えのベストチャンス。自動更新の案内を鵜呑みにしない

火災保険は「お守り」じゃなく「実用」です。ちゃんと選んで、ちゃんと請求できる保険にしましょう。山田さん、まずは指定保険を断ってみるところから始めましょうか。

分かったぞ!わし、これから不動産屋に断りに行く!「火災保険、自分で選びます!」って大声で言うてくる!

大声じゃなくて普通の声で大丈夫です。あと、契約書の特約も確認してから断ってくださいね……。







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