2026年に入って東京23区の家賃相場はさらに上昇しており、一人暮らし向け物件の平均家賃が10万円を突破するなど、物件探しの競争が激化しています。こうした状況では、好条件の物件を見つけたら飛びつきたくなりますよね。しかし、その「好条件すぎる物件」こそ、おとり広告の可能性が高いんです。
そもそもおとり広告とは?仕組みを正直に解説
おとり広告の定義と法律上の問題
おとり広告とは、実際には借りられない物件をわざと掲載して、お客様を来店させる手法のことです。宅建業法第32条で禁止されている違法行為で、発覚すれば業務停止処分になる可能性もあります。
正直に言うと、この手法は業界では昔から問題視されています。にもかかわらず、完全にはなくなっていないのが現実です。
★正直のひとこと★
同業者に怒られるかもしれませんが、おとり広告は一部の不動産屋では「集客の手段」として使われているのが実態です。特に繁忙期は件数を稼ぎたい営業マンが多いので要注意です。
なぜおとり広告はなくならないのか
理由はシンプルで、「来店さえしてもらえれば他の物件で契約が取れる」からです。不動産業界は来店型のビジネスモデルなので、まずお店に足を運んでもらうことが最優先。好条件の物件をエサにして来店を促すという構造が、おとり広告がなくならない原因なんです。
おとり広告の見分け方7選|おとり物件の特徴はこれだ
①相場より明らかに安い物件
品川区や大田区の家賃相場を把握していれば、「この立地でこの家賃はありえない」と気づけます。以下の表で相場を確認してみてください。
| エリア | ワンルーム相場 | 1K相場 | 1DK相場 |
|---|---|---|---|
| 品川区(大井町周辺) | 8.5〜10万円 | 9〜11万円 | 11〜13万円 |
| 品川区(武蔵小山周辺) | 8〜9.5万円 | 8.5〜10.5万円 | 10〜12万円 |
| 大田区(蒲田周辺) | 6.5〜8万円 | 7〜9万円 | 8.5〜10.5万円 |
| 大田区(大森周辺) | 7〜8.5万円 | 7.5〜9.5万円 | 9〜11万円 |
この相場より2万円以上安い物件は要注意です。
②物件の詳細情報が不自然に少ない
おとり物件は実在しないか、すでに成約済みの物件を使い回しているため、写真が極端に少なかったり、間取り図が古かったりします。室内写真が1〜2枚しかない物件は疑ってみてください。
③「こちらの物件は…」と来店を急かされる
問い合わせの電話やメールで「この物件は人気なのですぐ来店してください」と急かされるのは典型的なパターンです。
⚠ 注意ポイント
「内見前に来店必須」「この物件は店頭でしか紹介できない」と言われたら要注意。本当にある物件なら、オンラインで詳細を教えてくれるはずです。
④同じ物件が複数の不動産会社から出ている
同じ物件が異なる家賃で複数掲載されている場合、安い方がおとり広告の可能性があります。複数サイトで比較する癖をつけましょう。
⑤問い合わせると「ちょうど決まった」と言われる
これが最も多いパターンです。問い合わせた瞬間に「たった今決まりました」と言われ、代わりの物件を紹介される。タイミングが良すぎる「成約済み」は疑いましょう。
⑥掲載期間が異常に長い
好条件なのに何週間も掲載され続けている物件は怪しいです。本当に良い物件なら、品川区・大田区エリアでは1〜2週間で決まるのが普通です。
⑦現地待ち合わせを拒否される
「まず店舗にお越しください」と言って、物件での現地待ち合わせを頑なに拒否する場合、その物件は存在しない可能性があります。
📌 見分け方まとめポイント
- 相場より2万円以上安い → 要注意
- 写真が少ない・古い → 怪しい
- 来店を異常に急かす → 危険信号
- 「ちょうど決まった」 → おとりの可能性大
- 現地集合を断られる → ほぼ確定
おとり広告に騙されない為の3つの対策
対策①:複数サイトで家賃相場を確認する
SUUMO、HOME’S、at homeなど複数の物件検索サイトで同じエリアの相場を確認しましょう。相場感があれば、おとり広告に引っかかるリスクは大幅に下がります。
ちなみに、最近話題の大井町トラックスが開業した大井町エリアなどは、再開発効果で今後さらに相場が上がる可能性もあるので、最新情報のチェックが大切です。
対策②:物件の管理会社に直接確認する
気になる物件があったら、掲載されている不動産会社ではなく、物件の管理会社に直接連絡してみましょう。管理会社であれば、その物件が本当に空いているかどうか正確に教えてもらえます。
対策③:おとり広告を通報する
おとり広告だと確信したら、首都圏不動産公正取引協議会やポータルサイトの通報窓口から通報しましょう。通報が増えれば業界全体の浄化につながります。
不動産屋として正直にお伝えすると、通報制度は実際にかなり効果があり、処分された業者も増えています。
★正直のひとこと★
ぶっちゃけ、おとり広告で処分を受けた業者リストは公開されています。気になる不動産屋があれば「〇〇不動産 行政処分」で検索してみてください。意外と出てきますよ…。
賃貸おとり広告についてよくある質問
まとめ|おとり広告を見抜いて賢くお部屋探しをしよう
おとり広告は、相場よりも安すぎる価格、来店を急かす対応、現地集合の拒否などで見分けることができます。2026年は家賃上昇が続いており、好条件の物件には飛びつきたくなりますが、冷静に見極めることが大切です。
正直に言うと、信頼できる不動産会社を見つけることが、おとり広告に騙されない最大の対策です。
品川区・大田区でお部屋探しをされている方は、ぜひ東京ベイハウスにご相談ください。おとり広告は一切使わず、正直にお部屋探しをサポートします。








