おとり広告って本当に存在するの??

advertisement 表に出てはいけない不動産業界の闇を徹底解説!
相談者
相談者

おとり広告って、そもそもどんな広告のこと?

相談者
相談者

おとり広告を使ってどうやって売り込まれるんですか?

相談者
相談者

おとり広告に騙されたくないので、対策を教えて!

正 直
正 直

今回は、こんなお悩みを解決していきますよ!

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正 直(ただし なお)

初めまして!正 直(ただし なお)と申します。
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おとり広告は存在する

結論から言うと、おとり広告は存在します。

おとり広告とは、簡単に言うと、お客さんを来店させるためだけに存在している広告のことです。

正 直
正 直

おとり広告に掲載されている物件は、実際に買ったり、借りたりすることはできませんよ。

おとり広告は、公正取引委員会と不動産ポータルサイトが協力し、その排除に取り組んでいますが、依然としておとり広告は存在しています。

おとり広告とはお客さんを呼ぶための架空の広告

おとり広告は、お客さんを呼ぶための架空の広告です。

おとり広告については、景品表示法第5条第3号に規定されています。

(1)取引の申出に係る不動産が存在しないため、実際には取引することができない不動産についての表示(例…実在しない住所・地番を掲載した物件)

(2)取引の申出に係る不動産は存在するが、実際には取引の対象となり得ない不動産についての表示(例…売約済みの物件)

(3)取引の申出に係る不動産は存在するが、実際には取引する意思がない不動産についての表示(例…希望者に他の物件を勧めるなど当該物件の取引に応じない場合

引用:消費者庁 不動産のおとり広告に関する表示

おとり広告を使った手法では、おとり広告で集客したお客さんに対して、何かと理由をつけて広告の物件を紹介せずに、他の物件を紹介します。

正 直
正 直

おとり広告を使った商法は、宅建業法と表示規約において禁止されている行為です。

おとり広告を使った手法はコレ!

相談者
相談者

おとり広告に引っかかりたくないから、おとり広告を使った手法について詳しく教えてほしい。

正 直
正 直

承知しました!ここでは、おとり広告を使った悪質な手段の流れ、について解説していきます!

おとり広告を使って来店させる

まず、おとり広告を使って、言葉巧みに来店させようとします。

物件について不動産会社に電話で問い合わせた際に、

悪質な業者
悪質な業者

来店しないと紹介できないんですよ……

などと言われた場合には要注意

問い合わせた物件が「おとり物件」であった場合、悪質な不動産会社はとにかく来店させ、他の物件を紹介することが目的です。

特定の物件について問い合わせたのに、来店ばかりを促される場合には「おとり物件」を疑いましょう。

正 直
正 直

「来店してもよいが、この物件しか興味がないです。」と言ってみるのも、おとり物件を回避するひとつの手段です。

来店後に「消す」という作業を行う

おとり広告の物件に引っかかってしまい、来店すると、悪質な不動産会社は、何かと理由をつけて「問い合わせた物件は紹介できません」と伝えてきます。

これが所謂「消す」という作業です。

急に紹介できなくなった、と言われれば怪しいと思うはずですが、ここも言葉巧みに誘導されるので気が付かないことが多いです。

例えば、以下のような感じです。

悪質な業者
悪質な業者

来店していただいたのでお伝えするのですが、こちら事故物件なのでやめた方がいいですよ。

悪質な業者
悪質な業者

先ほどよく調査したら、近隣の方が口うるさい方でして、トラブルもあるようです。

悪質な不動産会社は、いかにうまく「消す」か社内で競い合っていたり、マニュアルまで用意していたりします。

相談者
相談者

素人にはとても見抜けないですね……

別の物件を紹介する

上記のように、悪質な業者は、おとり広告に引っかかって来店したお客を納得させたうえで、他の物件を紹介していきます。

この段階でも、言葉巧みに別の物件を紹介されますが、おとり物件の代わりに紹介された物件が希望条件に合わない場合には、はっきりと断りましょう。

正 直
正 直

ご自分の希望条件を妥協する必要はありませんよ!

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おとり広告がなくならない2つの理由

相談者
相談者

どうしておとり広告はなくならないんですか?

おとり広告がなくならないのには、主に2つの理由があります。

物件情報をタイムリーには把握できないから

そもそも、なぜ同じ物件が複数の不動産会社で公開されているかというと、以下のような仕組みがあるからです。

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つまり、情報源は「売主が直接依頼した1つの媒介業者のみ」ですが、その媒介業者が許可した複数の不動産会社で同じ物件を紹介しているということになります。

上記のような流れで物件は流通するため、不動産会社側でもタイムリーに物件情報を把握するのは現実問題、難しい作業です。

そこに付け込んで、悪徳な不動産会社がおとり広告(のある呼び)を繰返しているというわけです。

業者間流通サイトは一般公開されていないから

不動産流通機構の会員のみが利用できる不動産情報のサービスとして、「レインズ」というものが存在します。

レインズは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているシステムです。レインズでは、不動産を売りたい方、貸したい方の依頼に基づいて不動産情報が登録されています。

つまり、レインズを見ることで、正しい不動産情報を取得できるということです。

相談者
相談者

レインズを見ればおとり広告かどうか判断できるということですか?

レインズは、不動産流通機構の会員のみが利用できるサイトであるため、お客様自身が情報を確認できません。

正 直
正 直

レインズが一般公開されており、お客様がセルフチェックを行う事ができれば、おとり広告による被害は未然に防げるのですが……大人な事情があるみたいです。

おとり広告に引っかからないための2つの対策

おとり広告に騙されないためには、以下の2つが有効です。

おとり広告に引っかからないための対策はコレ!

2社以上にセカンドオピニオンをする

おとり広告の場合、広告元(情報元)が1社しかない場合が多いです。

もとから存在していない物件であれば、他の業者が広告を載せることはできないからですね。

しかし、中には売主と不動産会社との間で、その物件について特定の1社しか取り扱わないという制限付きの媒介契約を結んでいる場合もあります。

1社しか取り扱わないという制限を付けて媒介契約を結んでいる場合には、宅建業法によって業者流通サイトへの物件登録が義務付けられています。

悪質な業者
悪質な業者

この物件は、当社の専属専任媒介契約なので、他社ではこの物件は扱っていないんですよ。

このように言われたのに、業者流通サイトに登録がなければ、宅建業法違反でOUTということ。

2社以上にセカンドオピニオンをすることで、「1社しか取り扱いがない+業者流通サイトにも登録されていない」という物件が見抜けます。

正 直
正 直

条件が良すぎる物件は、2社以上にセカンドオピニオンしてからのほうが良いですね!

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現地待ち合わせをして内見可能か聞く

おとり広告の物件は、実際に紹介ができない物件です。

このため、現地待ち合わせや内見を嫌う傾向にあります。

悪質な業者
悪質な業者

現地待ち合わせは対応していないんですよ。まずはご来店ください!

このように言われたら、おとり広告の可能性が”大”ということになります。

まとめ

これまでご説明してきた通り、残念ながら、おとり広告は存在します。

しかし、下記の2つを注意していただくことで、おとり広告に引っかかることを防げますよ。

  • 必ず2社以上にセカンドオピニオンをする
  • 現地待ち合わせをして、内見可能か聞く

正 直
正 直

当社では、おとり広告のない「正直な」不動産営業に取り組んでおります!!

また、他社の広告が怪しいな、と感じたときにはセカンドオピニオンとしても、ぜひ当社をご利用ください!

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